イーロン・マスクがCEOを勤めるテスラ社がビットコインに15億ドル投資するなど今話題の仮想通貨ですが、世界ではたくさんの事件が起きています。
どんな事件が起きているのか?
自分の仮想通貨を守るにはどうすれば良いのか?
仮想通貨流出事件5つ
今回は、今まで起きた仮想通貨の事件5選と、仮想通貨を守るための管理方法を紹介します。
- コインチェック事件
- マウントゴックス事件
- ドラゴンエックス事件
- ビッサム事件
- ビットフィネックス事件
コインチェック事件
コインチェック事件は、2018年1月に日本の仮想通貨取引所コインチェックから580億円相当の仮想通貨「NEMZ(ネム)」が盗まれた事件です。
第三者から送られてきたメールのリンクをを社員が開いてしまったことによるマルウェア感染が事件の原因でした。
日本の取引所から580億もの大金が流出した事件は当時、ニュースでも話題になりました。
北朝鮮の仕業やロシアのハッカー集団の仕業と噂されていますが、犯人はまだ見つかっていません。
事件後は多くの批判を浴びたが、マネックスグループの傘下に入り経営再建を図りました。
その結果、今ではビットコインアプリダウンロード数国内No.1になるなど、ユーザーの信頼を取り戻しています。
マウントゴックス事件
マウントゴックス事件は、2014年2月にマウントゴックスで480億円相当の巨額のビットコインが流出した事件です。
この事件をきっかけにビットコインを知った人も多いのではないでしょうか。
ハッキングが原因と言われたり、元社長のマルク・カルプレス氏による不正流用と言われたりしていますが、未だ犯人は捕まっていません。
当時世界中のビットコインの7割以上を取り扱っていたマウントゴックスで起きた事件は非常に大きなインパクトを与えました。
この事件によりビットコイン、仮想通貨は怪しいものというマイナスイメージが社会に広がり始めたのも事実です。
しかしこの事件により取引所では、強固なセキュリティ構築をしたり、管理体制を充実するなどして、ハッキングに合わず安全に取引できる環境を整えました。
ドラゴンエックス事件
3つ目に紹介する事件はドラゴンエックス事件です。
この事件は、2019年3月にシンガポールの仮想通貨取引所ドラゴンエックスで発生したハッキング事件です。
被害額は、約7億6000万円にのぼると発表されました。
ドラゴンエックスは、被害額の全額返金を約束していませんでした。
その代わりに、被害額をドラゴン・トークンで補償する計画に取り組んでいると発表しました。
ビッサム事件
ビッサム事件は、2019年3月に発生したイオス流出事件です。
韓国最大の仮想通貨取引所で起きたこの事件は、約14億円相当のイオスが盗み出されました。
ビッサムは、2018年にも約33億9000万円の仮想通貨がハッキングによって盗まれているので安全性を疑う声もあります。
しかし、今回のハッキングで盗まれたのはビッサムが保有する資産と主張し、ユーザーの資産は失われていないと強調しています。
また、今回のハッキングは外部からの侵入が見当たらないため、内部犯行の可能性があると考えて操作を進めている状況です。
ビットフィネックス事件
最後に紹介する事件はビットフィネックス事件です。
この事件は、2016年8月に香港に拠点を構えるビットフィネックスから約80億円相当のビットコインが流出した事件です。
ブロックチェーンのセキュリティ会社BitGo社とパートナーシップを結び、取引所の安全性は高いと思われていたため、事件発生には驚きでした。
この事件は、秘密鍵の管理体制を完璧にしていたにもかかわらず起きてしまいました。
自分の資産を守るために全てを外部に任せるのではなく、自分で守ることも覚える必要があることをこの事件が教えてくれました。
仮想通貨の管理方法
仮想通貨も所有していると、盗難のリスクとは常に隣り合わせになります。
だからこそ安全な場所に保管することが大切です。
ここでは仮想通貨の保管方法とおすすめの取引所を紹介します。
取引所で保管
仮想通貨を保管しておくのに一番ベターなのは取引所での保管です。
取引所での保管と聞くと、資産が流出してしまうのではないかと思う方もいるかもしれません。
様々な事件が起こったことで、各取引所がセキュリティ強化を行い安全にはなったと言えますが、ハッキングのリスクを抱えていることは事実です。
なので、もしものとき補償してくれる可能性が高い大手の取引所で保管することがおすすめです。
以下がおすすめの取引所です。
- コインチェック
- bitFlyer
- DMM Bitcoin
コインチェック
2018年の事件の後、マネックスグループの傘下に入りセキュリティ対策を強化するなどユーザーが安心して利用できる環境を整えてきました。
今ではビットコインアプリダウンロード数日本No.1になり、国内トップクラスの取引所になりました。
bitFlyer
bitFlyerは、どんなときでもセキュリティ問題を最優先で対処する、セキュリティ・ファースト主義を掲げています。
その結果、世界でもトップレベルのセキュリティシステムを構築しており、世界1位の評価を受けました。
bitFiyerは、世界トップクラスの安全性を誇る取引所です。
DMM Bitcoin
DMM Bitcoinは、大手企業のDMM.comが運営しており、セキュリティ面では大きな安心感があります。
また、トラブルがあったときは365日いつでもLINEで対応してくれるので、安心して利用することができます。
コールドウォレットで保管
もうひとつおすすめの保管方法は、コールドウォレットに保管することです。
コールドウォレットとは、インターネットに接続されていないオフラインの環境にあるウォレットのことをさします。
ハードウェア・ウォレットとペーパー・ウォレットがあり、ハードウェア・ウォレットを利用してインターネットから切り離された環境で秘密鍵を保管するのが一般的な方法です。
コールドウォレットは、インターネットから切り離されたところで保管をするので、他の保管方法よりもセキュリティレベルが高いことが特徴です。
ハッキングの心配はありませんが、取引の時に出し入れに時間がかかるのがデメリットです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
仮想通貨取引所の安全性は高まってきていますが、リスクはいつも隣り合わせにあることがわかったと思います。
仮想通貨を安全に保有するため、ひとつの取引所に全て預けるのではなく、何ヶ所かに分散して預けることをおすすめします。
最後にこの記事をまとめると、
これまでに起こった仮想通貨流出事件を5つ紹介。
- コインチェック事件
- マウントゴックス事件
- ドラゴンエックス事件
- ビッサム事件
- ビットフィネックス事件
仮想通貨の保管は以下がおすすめ。
- 取引所での保管
- コールドウォレットで保管
取引所のおすすめ3選は
- コインチェック
- bitFlyer
- DMM Bitcoin
仮想通貨は、今後もっと伸びる可能性があります。
リスクと向き合い、紹介した知識を身につけて、安心して資産を増やしてください。